何のために自分が生きているか考えたことはありますか?
私は母になってからこの子の幸せが私の幸せだ、この子のために生きたいと思うようになりました。
シングルマザーになることになり、子育てをしていく中で自分自身、芯のある人間にならなければ、と思い
サッカーの長友選手がオススメしていたこの本を読むことにしました。
京セラとKDDIを設立された稲盛和夫さんが書かれた本です。
「生き方」のなかでは「魂を磨いていくことが、この世を生きる意味」とあります。
生きていることは苦しいことの方が多いものです。
苦しみは魂を磨くための試練、人間性を鍛えるための絶好のチャンスと考えるべきである。
試練を「機会」として捉えることが出来る人こそ人生を本当に自分のものとして生きていけるのです。
離婚をする試練を、機会として捉えることで魂を磨けてより幸せな人生が送れるように努力しようと思えました。
人格は、生まれながらの性格と、人生で学び身につけていく哲学の両方から成り立っている。
持って産まれたものと、人生の経験や環境で人は成長してそれが人格になるということですね。
この哲学の部分を私は息子と一緒に学んでいきたいと思いました。
嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけていはいけない、正直であれ、自分のことばかり考えてはならない、
など当たり前のことを守ることが成功に繋がると書いてあり
その通りだなぁと思いました。
1日1日をど真剣に生きなければならない。
最低限のルールを守れてこそ成長があると思います。
やりたいことをやめる力、やりたくないことをやる力、自制心を鍛えないとと思いました。
よい思いを描く人にはよい人生が開けてくる。強く思ったことが現れてくる。
思い描かないと成功には繋がらない。
まずは強く思うことが大切である。
人一倍厳しい生き方をおのれに課し、絶えず自分を律することが不可欠である。
当たり前のことをしっかり守って王道を生き続けることこそが魂を磨いていくために必要である。
まず自分はどうなりたいか思い描くことが大切。自分を律すること、自分に問いかけて真っ直ぐに生きなければと思いました。
■ 第1章 思いを実現させる
「心が呼ばないものが自分に近づいてくるはずがない」
まず思わなければ叶うはずのことも叶わない。
まず思う、土台となる大きな夢を持つことが大切です。
そこからは ひたむきに、強く一筋に思うこと。このことが物事を成就させる原動力となる。
思い抜くというのはなかなかできることではありません。
私自身したいことがたくさんありますが全然行動にうつせておらず、、
でもこれだけは思い続けれる自信があります。
息子を幸せにすること
この強い思いは絶対に消えません。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
ことが思いを現実に変えることに必要である。
やりたいなー、でもできるかなー、やってみよー、ってことですよね。
思い続けても行動に起こさなければ意味はありません。
実行する時は楽観的にやってみようと思いました。
諦めずにやり通せば成功しかありえない
自分の可能性(未来の能力)を信じることが大切。
思ったことは叶えられる能力が私たちの中にはあります。
不可能を可能に変えるために
自分の能力を未来進行形で考えて実行することが大切になります。
夢を描き、創意工夫を重ね、ひたむきに努力を重ねていくことを通じて、人格は磨かれていく。
当たり前のことのようでなかなかできないですよね。
私の夢は
息子の幸せ
親に恩返しをすること
猫たちがのびのび暮らせる大きい家に住むこと
かな!
思い続けることが大切ですね。
■ 第2章 原理原則から考える
原理原則=
人間として守るべき当然のルール、人生を生きるうえで当たり前の
シンプルなことを貫いていくことが大切である。
「言うは易く行うは難し」
実行していくことは容易なことではない、
強い意志で原理原則を貫いていく。
好きこそが最大のモチベーションであり、意欲も努力も、ひいては成功への道筋も、
みんな好きであることが母体。
これは私自身思っていたことでした。
好きなことなら頑張れる。頑張れるから成長できる。
嫌いなことを無理やり頑張るより好きなことをするほうが楽しいし効率がいいと思います。
どんなときでも真剣に物事に取り組み、真正面から困難にぶち当たっていく。
それが成長するための唯一の方法であり、
私たちが日々心がけるべき原理原則といえます。
当たり前のことのようでなかなかできない、強い思いがないとできませんね。
■ 第3章 心を磨き、高める
謙虚であるべき。
おのれの才を公に向けて使うことを第一義とし、
私のために使うことは第二義とする。
世のため人のためですね。
このような想いで人に接したり仕事に望むと豊かな人生になりそうですね。
人の上に立つ人は才能よりも人格が問われるので
謙虚な姿勢は大事ですね。
正しい生き方とは、子どものときに親に教わった、ごく当たり前の道徳心、
これを考え直し、遵守することが必要である。
ルールを守れない人が人に何も教えられないと思うし、誰もついてこないと思います。
人生=人間性を高めるプロセス
美しい心へと、もって生まれた自分の心を変化させていくことが生きる目的です。
心を磨く指針
「六つの精神」
①誰にも負けない努力をする
②謙虚にして驕らず
③反省ある日々を送る
④生きていることに感謝する
⑤善行、利他行を積む
⑥感性的な悩みをしない
当たり前の心がけを日々の生活で少しずつ
実践していくことが大切です。
人生や仕事に対してできる限り「誠実」であること。
手を抜くことなく、まじめに一生懸命に働き、生きる。
そして、
誠実に努めることからもたらされた恩恵に対して、「感謝」することが大切。
感謝する心、素直な反省心。
感謝の心が幸福の呼び水なら、素直な心は進歩の親
素直な心とは、自らの至らなさを認め、そこから惜しまず努力をする謙虚な姿勢のこと
悪いと言われたことに対して認め、改善する力。
私は、素直だと思います。w
他人に言われたことは直そうと思うし、できたら悪いところ直接言って!と思います。
欲望、愚痴、怒り=三毒
三毒を完全に消すことはできなくても、それを自らコントロールして抑制するよう努めること。
人生を充実させていくために必要不可欠なことは「勤勉」です。
人の営みのうち最上の喜びを与えてくれる労働において、あるいは人生の中でもっとも大きなウェイトを占める仕事において、
充実感が得られない限り、他の何かで喜びを得たとしても、結局物足りなさしか残らないはずです。
これは大いに納得できました。
私自身就職するとき
仕事は1日の中で一番長い時間するものだから楽しくしたいと思って職場を選びました。
私たちは生きている間にさまざまな苦難に遭遇します。
しかしそれに押しつぶされることなく、そこから逃げることもなく、
耐えてさらに努力を重ねる。
それが私たちの心を鍛え、人間性を磨くのです。
この言葉にハッとさせられました。
離婚から逃げることなく努力をして人間性を磨こうと思えました。
自分の仕事を心から好きになり、だれにも負けない努力を払い、精魂こめてその仕事に取り組む
そのことを通じて、心を磨き、人格を練り上げて、人生の心理を体得することができるのです。
人は仕事を通じて成長していくものです。
自らの心を高め、心を豊かにするために、精一杯仕事に打ち込む。
それによってよりいっそう自分の人生をすばらしいものにしていくことができるのです。
■ 第4章 利他の心で生きる
家族のために働く、友人を助ける、親孝行をする、、そうしたつつましく、ささやかな利他行が、
やがて社会のため、国のため、世界のためといった大きな規模の利他へと地続きになっていく。
世界のため、と大きいことは言えませんが
地元を発展するための貢献には興味があるなと思います。
人間の心がより深い、清らかな至福感に満たされるのは、けっしてエゴを満たした時でなく、
利他を満たした時である
自分がご飯を食べて幸せーより
息子がおいしそうにご飯を食べている時、ご飯を作っておいしそうに食べてくれてよかったぁと幸せな気持ちになります。
心の底流に「世のため、人のため」という思いやりの気持ちがなくてはいけない
人を思いやる心、利他の心を忘れてしまった原因は大人が子どもにそれを教えてこなかったから。
心身ともに成長過程にある少年期にこそ、「人間としてどう生きるべきか」を学び、
じっくりと考える機会を与えることが必要。
小学生の時から、世の中にはこれだけ多くの職業があり、それぞれの分野でたくさんの人が懸命に働いている、
だからこそ社会や人間の暮らしが成り立っているのだと言うことを教えていく。
それを教えてあげることで視野が広がってそこからどうしたらいいか、と職業観を教えてあげるのも
親の役目だそうです。
小さい頃から働くということは心を磨くために大切であることを教え、
さまざまな職業があることを伝えて可能性を広げていきたいと思いました。
■ 第5章 宇宙の流れと調和する
いま何かを思い、何かを行えば、それは全て原因となって、必ず何らかの結果に繋がっていきます。
心が呼ばないものは近づいてこない、人生は心が思い描いたとおりであるもの。
善きことを思い、善きことを行うことによって、運命の流れを善き方向に変えることができる。
善き経験を多く積んでいくことが、つまりは心を磨くことにつながる。
一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、
日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。
すなわち、当たり前のことを精一杯行っていくことに、まさに生きる意義がある。
この文章、感動して泣きそうになりました。
当たり前のことだけど、それを精一杯することが生きることなんだと思う。
一生懸命生きようと思えました。
それぞれ与えられた崇高な使命を理解し、人間として正しいことを正しいままに貫き続ける、そのような生き方の向こうには
かならず光り輝く黎明のときを迎えることが出来る、私はそう信じています。
と締めくくられています。
真面目に真剣に生きていればいいことあるよ、ってことですね。
■ まとめ
シングルマザーニなるから、と読んだ本でしたが
多くのことを学ばせていただきました。
まず思うこと。思い描いてそれを強く思う。
そして努力をする。世のために人のために行う。
当たり前のことのようでなかなか出来ないと思います。
ですがこれができるようになって、幸せは手に入るのではないかと思います。
自分としては仕事を好きになる、努力をすることで成長。
子どもにはその姿を見せていろいろな働くことの楽しさを教えていきたいと思いました。
当たり前のことを見直して、できるようにしよう。
人として心を磨こう、子どものためにも、自分のためにも、周りのためにも、と思えた本でした。
おもしろかったのでぜひ読んでみてください!